永久歯じゃないから子どもの歯磨きは適当でいいのでは

姑と同居しているママ友がいる。よくありがちな嫁姑問題もなく、3人の孫の面倒を見てくれたり、時々旅行にも連れて行ったりしてくれるのだそうだ。とても羨ましいと思っていたのだが、そのママ友はお金があればすぐにでも家を出て親子だけで暮らしたい、殺意が湧くほど同居が嫌だと物騒なことを言い出した。その理由は、姑が勝手におやつを子供たちに与えてしまうからだそうだ。まぁ、おばあちゃんがおやつやお小遣いを与えるのは、おばあちゃんの特権というか武器とも呼べるものだし、かわいがってくれるなら多少は目をつぶってもいいんじゃなかなーと思っていたら、事態はそういうのとは少し違うらしい。

その姑曰く、「子供の歯は生え変わるんだから、虫歯になっても大丈夫。永久歯になったときに気をつければいいのだから、乳歯のうちの歯磨きは適当でいいのよ。」という宇宙人みたいな考え方なのだそうだ。だから子供たちが歯磨きを終えた後でも平気でチョコレートや砂糖のたっぷり入ったドーナツなどを与えるため、同居してすぐ、3人の子供たち全員が、殆どの歯を虫歯にされた、何度も注意したけれどちっとも聞いてくれないのだと悔しそうに言った。

確かにそんな事情なら私でもすぐに飛び出してしまいたくなる。その宇宙人の言い分が本当なら問題ないけれど、実際は乳歯だからといって虫歯にしてしまえば、永久歯の歯並びも悪くなるというし、慢性副鼻腔炎や中耳炎の原因になることだってある。子供の健康的な成長を守りたいというのは、親として当然の言い分だろう。

「宝くじ当たらないかなあ…」とため息をつくママ友の声が切実過ぎて、かける言葉を失ってしまったのだった。